【ドラマ】アンサングシンデレラ【3話】を現役薬剤師がレビュー
画像の引用元:フジテレビ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」公式サイト
皆さんは【ドラマ】アンサングシンデレラ【3話】を見ましたか?
薬剤師のドラマと言う事で世間が注目していますが、現実離れしているという事でやや冷ややかな反応もあるようですね(笑)
現役薬剤師としてみてもその通りと思う所もありますがあくまでフィクションなので、ドラマとして楽しんでほしいものですね!
本記事ではアンサングシンデレラ3話を現役薬剤師である管理人がレビューしています。
ちょっと薬剤師向けの内容かもしれません。
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【ドラマ】アンサングシンデレラ【3話】を現役薬剤師がレビュー
透析患者のコンプライアンス不良
今回の患者は鉄剤のフェログラデュメットを服用していて以前嘔吐した経験があり、生徒に馬鹿にされたことがトラウマな教師の話でした。
また嘔吐を起こすことが怖い為服用できておらず重度の貧血で倒れてしまうというストーリーでした。
まず思ったのはフェログラデュメットの副作用に悪心、嘔吐や食欲不振が起こるのは新人でも知っている事なので本で調べて知る演出はまずい(笑)
普通に服薬指導していれば、薬剤の副作用と変更はDrに相談する筈です。
ただ、視聴者に分かり易くするには仕方ないんでしょう!
話も成立しなくなってしまいますしね・・。
今回は成田凌演じる小野塚が引き立つストーリーだっただけに、主人公の葵みどりはやや面倒な役回りになってしまいましたね。
暴走している様は少しはらはらしました(笑)
瀬戸さんが患者の望むことをやれ!
と言ってくれて少しほっとする感じでした。
最後のお薬カレンダーに「何か頑張れる物」を入れて置くと言うのは良いアイディアでしたね!
カレンダー自体は便利ですがセットするのが面倒な問題は付いて回りますからね。
小野塚の葛藤
今回は小野塚の正体が判明します。
深夜まで営業しているドラックストアの薬剤師でした。
門前でないドラックストアの場合は処方箋枚数も少ない為1人薬剤師になる事も多いです。
深夜まで1人で切り盛りしていたのでかなりハードな部類に入る場所でしょう。
業務の忙しさで理想を追求できない、と言うのは薬剤師には良くある悩みだと思います。
アダラートCRを半錠に割るのも、えぇ・・・と言う感じでしたが
深夜11時に受付している事、患者がその場で貰う事を強く希望していた事を考えると非常に難しい所ですね。
深夜では処方医に疑義紹介もかけられないでしょうし、主人公がギャーギャー言っても小野塚の苦労は伝わらないでしょう。
CR錠(ゆっくり長く効く)を割ると特性が消失するのでやっぱり自分なら割れないですけど(笑)
小野塚自体は病院の仕事にも興味が有るようで、次回以降は病院のメンバーに加入するのかな?
トローチにはなぜ穴があるのか?
最後のシーンではこの謎が謎のまま終わります・・。
ネット上ではどれだけの人が検索したんでしょうね(笑)
正解は・・・・
うっかり飲み込んだ際に気道を塞がないように!
子供用のお菓子やタブレットにも穴が開いているのは同じ理由なんですよね!
答えを言っちゃうよりは、はっきりさせずにエンディングまで行ったのは良い演出でしたね(笑)
最後に
3話は小野塚が、病院薬剤師との出会いで大きく前を向ける回でした。
今後は病院の仲間としてライバルとして加入するんでしょうか!?
次回が楽しみですね!
瀬戸さんが田中圭は個人的にはイマイチ(笑)
もっと強面で背中で語るような感じが良かったかも・・w