派遣薬剤師のメリット5つとデメリット3つ 向いている人は?

このページざっくりまとめ!
メリット 時給が高い 時間の融通が利く 効率的にキャリアが積める ライトな人間関係 理想の職場を探せる デメリット 安定性がない 地域によっては求人が少ない ハードな職場の可能性が高い

皆さんは、派遣薬剤師に興味がありますか?

管理人は結局、派遣薬剤師は経験しませんでしたが、多くのメリットがある働き方だと感じています。

この記事では派遣薬剤師と言う働き方について色々な角度から考えて行きたいと思います。

もし、派遣薬剤師になるか検討している人はぜひ参考にしてくださいね!

 

この記事は転職2回、現在調剤薬局で管理薬剤師をしている現役薬剤師の考察記事です。

この記事は3分で読めます!

 

派遣薬剤師のメリット5つ

派遣薬剤師のメリットを考えてみましたがぱっと思いつく限りでも5つの大きなメリットがありました。順に解説します!

パート薬剤師より時給が高い

派遣薬剤師で最も目に付くメリットですよね!

パートの時給が概ね2000円~2500円程度なことに対し、派遣の場合は3000円程度の時給帯が多くなります。

高い所では4000円を超えるところもあり、遠隔地だと住宅提供がセットになっている場合もあります。

仮に時給3000円、1日8時間、月20日

と計算すると年収576万円

4000円だとすると年収768万円に到達します!

高時給を追い求めた場合、住む場所の限定は難しいかもしれません・・・。

ボリュームゾーンである、時給3000円程でも調剤薬局の管理薬剤師の水準にはなりそうですね!

 

時間や休みの融通が利きやすい

また、分かりやすいメリットとして時間や休みをある程度コントロールできるという点があります。

知り合いの派遣薬剤師になぜ派遣をやっているのか?と聞きましたが

お金を一気に稼いで、ワーキングホリデーに行きたい、と言っていました。

(海外で働いたり生活したり旅行できる!)

またある人は、1年のうち10カ月程度は働き、2カ月程度は自由に休んだり、旅行に行ったりするという人もいました。

こういった自由な働き方は中々実行することに度胸がいります・・。

管理人も羨ましいと思いながら結局踏み切ることはありませんでした(笑)

1度の人生ですから、自由に生きよう、とする人たちの生き方は憧れるものがありますよね。

派遣薬剤師は組織や常識にとらわれず自由な働き方をとことん追求することができます。

また、時間の制限が厳しい、ママ薬剤師にも非常にマッチした働き方と言えます。

薬剤師モモ
モモ
残業もゼロにできるよ!

 

多彩な経験を積むことができる

管理人が出会ってきた派遣薬剤師は比較的若い20代~30代位の人も多くいましたが、非常に経験豊富で人当たりもいい経験豊富で人当たりも人が多かったです。

考えられる理由としては、キャリアを効率的に積める事にあると思います。

調剤薬局に限定したとしても、多くの診療科があり、企業に勤務している薬剤師では原則自由に選ぶことができません

しかし、派遣薬剤師は、「眼科の勉強がしたい」と思えば眼科の派遣を選ぶことができますし、ある程度学べたと思えばいつでも別の診療科に移る、という事も可能です。

また、新しい職場を何度も重ねる必要もあるので、自ずと必要なコミュニケーション力職場への対応力が身についていくのではないでしょうか?

新卒でいきなり派遣、となるとなかなか難しいと思いますが、

1~2年程度どこかに勤務して経験を積んでいればその後派遣薬剤師になることで自分の思うようにキャリアを積むができますよね!

薬剤師モモ
モモ
フリーランスと言う働き方!

 

ライトな人間関係

これは善し悪しがあると思いますが、深い人付き合いが苦手な人には非常にいいと思います。

企業からすれば外部の人間になりますので強い拘束力で何かを指示したりすることはありません。

また、派遣だからと言ってのけ者にしたり無視したりという事も基本的にはありません。

管理人が一緒に働いていた派遣さんが契約が切れたときは送別会なども行われましたし職場の皆にも非常に好かれていました。

万が一、酷い扱いを受けることがあれば自分の意志で契約を切ることもできますので人間関係の悪い長い職場にいなくてはいけない、というリスクがほとんど発生しません。

転職する人の多くの理由の一つは人間観関係ですから、人によっては大きなメリットになりますよね!

 

理想の職場を探す事もできる

派遣で働き始めて、そのままその企業に就職する人がいます。

言ってみれば職場体験が生にできるので、通常の入社とは違い、よく環境を確認した上で就職できます。

企業としても、働いた実績から採用するか判断できるので安心感もありますよね。

十分な能力がある人ならばいい待遇で迎え入れることもあるそうです。

人間関係で転職する人が多いと上の項目でも書きましたが、人間関係が良好な職場を追求するなら派遣薬剤師が最強かもしれませんね!

 

派遣薬剤師のデメリット

メリットが非常に多い派遣薬剤師ですが管理人も派遣薬剤師として働く事はありませんでした。

根拠となった派遣薬剤師のデメリット3つについて解説します!

 

安定性がない

個人的にはこれが大きなデメリットでした。

派遣薬剤師の求人数は時流に左右されます。

現在は徐々に薬剤師が徐々に充足し始めた為、まず最初に派遣薬剤師の求人から減っていく事が予想されます。

高コストで普通の企業は中々派遣を使いたがりません。

人員不足で仕方なく派遣を採用するケースが多いです。

最近ではコロナウイルスの流行により、各科処方箋枚数が減っており、業界全体が大きく減収の状態です。

こういったタイミングでは人でも充足しており、現在勤務中でも派遣切りに合う可能性もあります。

派遣薬剤師が高時給なのは「都合がいい人材」だからです。

時給が高くても継続的に働けなければ、最終的な年収も正社員で働いている人に勝てなくなります。

現在の給与だけをみて派遣を検討する場合は立ち止まって考えてみるのが良いと思います。

 

地方では求人が少ない

登録する派遣会社も重要ですが、求人数に偏りがあります。

ある程度引っ越しなどで柔軟に対応できる人はあまり気になりませんが、

家族が居たり、自宅があったりと言う場合、そこから通える範囲内の派遣求人を探すと近い範囲にはあまり見つからないという事もあります。

多くの職場から選択できる、という派遣のメリットが十分に生かせない可能性があります。

実際に派遣として働く場合は自宅付近に十分な求人数があるかを確認してからにするべきでしょう!

 

ハードな職場である可能性が高い

高い時給を払ってまで派遣に依頼する場合は何かしら理由があり人が集まらないと考えるのが自然です。

管理人が働いていた店舗で派遣薬剤師が何人かいましたが、複数の病院の門前薬局で処方箋枚数が多く、常に混雑しており通常募集では人が集まりにくかった為です。

その外には、非常に僻地であったり、管理薬剤師の性格等の問題で人が定着しない耳鼻科などの季節性(花粉症の時期が非常に混雑する)のある診療科の一時的な増員など色々な理由が考えられます。

キャリアアップを考えているケースではハードな職場も悪くありませんが、

経験が浅い方体力に自信のない方などは職場選びに失敗すると勤続が難しい可能性があります。

 

派遣薬剤師はこんな人にお勧め!

上記メリットデメリットを踏まえこんな方にお勧めします!

人生を自由謳歌したい人! 効率的キャリアが積みたい人 県をまたいでの移動等も可能で高時給を目指したい人 時間に制限があるママ薬剤師など

まとめ

派遣薬剤師は時流に左右され安定性は十分ではありませんがそれでもそれを補う魅力があると思います。

企業に勤めて何十年勤めあげるのも素晴らしいことですが、自由な働き方によって得た経験も人生の財産になるでしょう。

また、一生派遣でなくてはいけない訳ではありません。

しっかり安定して稼ぎたい時になったらいつでも勤務薬剤師としての職を探せば良いと思います。

ここまで自由な働き方ができる職業ばかりではないと思うので、これも薬剤師の一つの特権と言えるのかもしれませんね!

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自宅付近に求人が多いか確認してみてから検討するのもあり!

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最後まで読んでくれてサンクス!